飯田短期大学看護学科の1年生4名が見学実習に来院されました。
当院では、看護学生の実習先として受け入れを行っております。
今回の見学実習は、6月・2月に予定されている当院での基礎看護実習の事前学習にあたります。『病院での患者さんを取り巻く環境を知る』ことを目的に見学されました。
【見学実習生からの感想】
・看護師は他の科との連携を大切にしながら患者さん一人一人に向き合っていて、安心な治療ができていると分かりました。また、患者さんの過ごしやすい環境作りも大切にしていることが分かりました。今回学んだことを次の実習で活かしていきたいと思います。(山田さん)
・他の科を通しての連携や、患者との交流は共通として、コミュニケーションが大切だと改めて知ることができました。これからの学びに活かしていきたいと思います。科はそれぞれに色々な患者を受け持つことや、普段見たことがない裏側の様子を見学できて良かったです。(関口さん)
・何回か病院の見学には行ったことがあったのですが、今回はとても深く教えていただいて勉強になりました。「チーム医療」という形になってきていて、今までのように看護は看護だけでなくなっていること、患者さんをよりよく看護するためには多機関との関わりが大事だと分かりました。改めて、医療職はかっこいいと感じました。ありがとうございました。(鈴木さん)
・今回見学をさせていただいて、何よりも患者さんのことを第一に考えていることが分かりました。細かい工夫がされている所もあり勉強になりました。私は、実習の際は多くの人とコミュニケーションがとれるように意識していきたいと目標が立てられました。患者さんとはたくさん話し、病院の方とはコミュニケーションをとりながら臨んでいきたいです。分からないことをなくしていきたいです。(野原さん)
【実習担当看護師より】
これからたくさん勉強するので、心が疲れることや、うまくいかないこともあると思います。そんな時は一人で抱え込まず、誰かに相談して発散してください。しっかり勉強して、よく食べ、よく寝て、次の実習でお会いできるのを楽しみにしています。
見学後の反省会では様々な質問が挙がりました。
〈見学実習生からの質問と回答のご紹介〉
Q:病室は自宅とは環境が変わりますが、どんなことに気をつけていますか?
A:治療優先なので、清潔第一の環境にしています。ベッドの高さ、ベッド柵の高さなどを患者さんに合わせて調整したり、フットコール(足を下ろすと鳴るセンサー)で安全を確保したりしています。トイレまで歩くのが大変な患者さんには、お部屋にポータブルトイレを設置するなどしています。ADL(日常生活動作)に合わせて環境を整えています。
Q:透析について、週3回は精神的にも大変だと思いますが、看護師として対応はどのようにしていますか?
A:透析は一生続くことで制限も多いので、制限の中でもできそうなことを一緒に探す、お話を聞くなど、患者さんに寄り添うことを大切にしています。
Q:職場での連携のポイントは何ですか?
A:分からないことを黙ってそのままにすると患者さんが困ることになるので、分からないことがあったらきちんと聞くことです。あいさつや、報告・連絡・相談など基本的なことをしっかりと行うことです。
Q:あまり自分の気持ちをお話しされない患者さんや、話しかけても反応が無い患者さんにはどう接していますか?
A:まずは信頼関係を築くことです。患者さんは困っている方も多いはずなので、安心してもらうことが大切です。全く知らない人には心を開く気にはならないので、あいさつをしたり、話しかけて顔を覚えてもらったり、「困ったことがあったら言ってくださいね」と声掛けをするなど。学生生活と変わりないです。
質問に対して一つ一つ看護師から説明があり、みなさん理解が深まったようです。
次回の看護実習でみなさんにお会いできるのを、職員一同楽しみにお待ちしております。
当院では、看護学生の見学・インターンシップ受け入れを随時行っております。
ご希望の方はこちらまでご連絡をお願いいたします。