私たちは、赤十字の使命である人道と、看護部の理念に基づき「親しまれ信頼される病院」を目指しています。
72床の小規模病院ですが、一般病棟、療養病棟、訪問看護ステーション、介護医療院、居宅介護事業所等の役割を通して、地域包括ケアシステムにおける町内唯一の総合病院として、医療・保健・福祉と連携し、地域の皆様の健康維持・増進のお手伝いや、住み慣れた地域で自分らしく生活できる支援を、赤十字の看護実践の提供で具現化してまいります。
また、看護職員一人ひとりがやりがいを持って元気に働き続けられ、地域の皆様にも元気や笑顔が届けられるような人材を育成してまいります。
人道の赤十字精神に基づいて、患者さま一人ひとりを尊重し、優しさ・思いやりのある看護を提供する
ストーマの造設や、褥瘡・スキン-テア(裂傷)などの創傷及び失禁に伴って生じる問題を持つ方を対象に、予防的なケアやトラブルへの対応について専門的な知識と技術を提供するのが皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN)です。どのような場合にもスキンケアが大切となります。また、これらのケアは看護師だけでなく多職種が協働して同じ視点をもって関わる必要があると感じています。そのため、医療スタッフへの指導・相談を通して、院内全体の看護の質向上を目指し活動しています。
現在療養病棟と兼務していますが、第1・3火曜日、第2・4水曜日は活動日として褥瘡などのケアの他に、ストーマ(人工肛門や人工膀胱)ケア、排泄に関する悩みなどの相談も受けております。入院されている患者様だけでなく、在宅で療養されている方にも、不安なく日常生活が送れるようにサポートさせていただきたいと思っています。また、WOC看護におけるご相談は、看護や介護に従事されている院外の職員の方などにも対応いたします。お気軽にご相談ください。
■認知症看護認定看護師の活動とは
65歳以上の高齢者人口は3500万人を超え、人口の3割を占めるようになりました。
高齢者の5人に1人が認知症と言われています。
今や国民病と言われる認知症ですが、対応が非常に困難なこともあります。
日々の看護・介護にストレスを抱えたり、事故防止のため抑制や薬剤に頼らざるを得ないこともあります。正しい知識を普及し認知症の方々の思いを尊重し、認知症の進行を抑えながら穏やかに日常生活が送れるようにサポ-トしていきたいと思います。
受診される患者さんや、院内で働くすべての人の安全を守るために、院内感染を予防することが感染対策の大きな役割です。手指の消毒や面会制限等、皆様のご協力をお願いしなければならないことも多々あるかと思いますが、地域を含めての感染対策を行っていければと思います。宜しくお願い致します。
集中ケア認定看護師の矢部です。
何をする人ぞ!と思われた方も多いと思います。
主には、生命の危機的状態にある患者さんとそのご家族へ、他の職種と連携し早期回復への支援を行います。急性期に活動することが多く、具合が悪くなった最初の段階から、患者さんの残された能力を最大限に活用し、どのようにしたら少しでも早く住み慣れたところに戻れるかを考え、看護させていただく役割があります。
スタッフとともに個別性のあるより良い看護の提供を行います。